過労死等防止対策推進法に基づき、国会に報告を行う法定白書として、
「過労死等防止対策白書」(令和7年版)が公表されています。
過労死等の状況について、
●脳・心臓疾患事案の労災請求件数の推移では、
・令和2年 度から令和4年度において減少、令和5年度に大きく増加。
・一方、精神障害事案の労災請求件数は年々増加、平成22年度に比べて3倍以上。
・自殺事案はおおむね横ばいないし微増であり、自殺以外の事案が大幅に増加。
・自殺以外の事案について、近年、女性の事案が増加し、男性を上回る水準。
・業種別では、「医療、福祉」が、他の業種に比べ最も高い。
令和4年度から令和6年度にかけて大幅に増加。
・出来事別の労災決定件数 では、「対人関係」や「パワーハラスメント」といった職場環境に関する出来事が令和4年度から令和6年度にかけて大きく増加。
となっている。
●精神障害の労災保険給付の請求状況の推移について
・業務における強い心理的負荷による精神障害を発病したとする
労災請求件数は年々増加。
特に令和5年度に大きく増加(令和4年度2,683件、令和5年度3,575件)した後、令和6年度は3,780件と、令和5年度より205件増加。
・業務災害に係る精神障害の労災支給決定(認定)件数は、
令和元年度以降増加傾向。
・令和6年度は1,055件(令和5年度より172件増加)
172件の増加は、令和4年度から令和5年度の173件の増加に次ぐ増加件数。
●業務災害に係る精神障害の出来事別の労災決定件数の推移
・出来事別の労災決定件数では、
令和6年度は多い順に
「対人関係」が1,519件
「仕事 の量、質」が519件
「パワーハラスメント」が389件となっている。
「対人関係」は他に比べて非常に多く、
特に令和4年度(749件)令和5年度(972件)と大きく増加。
●「仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスを感じる」とした労働者
・その内容
「仕事の量」(43.2%)
「仕事の失敗、責任の発生等」(36.2%)
「仕事の質」(26.4%)
「対人関係(セクハラ・パワハラを含む。)」(26.1%)
となっている。
令和6年を令和5年と比べると、
「仕事の量」、「役割・地位の変化等(昇進、 昇格、配置転換等)」、
「事故や災害の体験」、「雇用の安定性」が増加。
中小企業が発展し続け、生き残るためには、
経営として「健康」をキーワードとした福利厚生、メンタルヘルスに力配分を増加させることかと。
ブラックのイメージが多少でもあると、若者が来ない。
親元に近く、転勤なく、健康経営が充実していれば、本人も親も中小企業であっても入社OK賛成でしょう。
